甲状腺結節

早めに受診を

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最終更新日: 2026年2月21日

甲状腺結節 – 甲状腺がん
早めに受診を2 件の研究

甲状腺結節には悪性腫瘍のリスクが伴うため、速やかな医療機関での検査が必要である。

2つの研究(合計656人以上)の結果から、甲状腺結節と甲状腺がんとの間には強い関連性があることが示された。245人の甲状腺がん患者と411人のコントロールを対象としたケースコントロール研究では、良性の甲状腺結節とそれに続くがんの発症との間に非常に強い関連性が認められ(95%信頼区間の下限=7.84)、甲状腺腫の既往歴がある場合は相対リスクが5.61(95%信頼区間:2.13~14.77)であった。ブラジルの8人の甲状腺専門家による合意形成の結果、触診で確認できる甲状腺結節のうち、5〜10%が悪性であり、約10%の成人が触診可能な結節を呈し、その頻度は年齢とともに増加することが確認された。分化型甲状腺癌は、すべての甲状腺悪性腫瘍の90%を占める。ほとんどの患者は適切な治療により良好な経過を示すものの、一部の患者では進行性の疾患を発症するため、触診可能な甲状腺結節については早期に評価し、迅速な診断と介入を行うことが重要である。

エビデンス

著者: BIDOLI, ETTORE, FASSINA, AMBROGIO, FRANCESCHI, SILVIA, MAZZOLINI, ANNA, SERRAINO, DIEGO, TALAMINI, RENATO, VECCHIA, CARLO LA, VIANELLO, STEFANO

公開日: 2017年8月2日

甲状腺がん症例245例と対照群411例を対象とした症例対照研究では、良性甲状腺結節の既往歴を有する症例は18例であったのに対し、対照群では0例であった(95%信頼区間下限値7.84)。これは極めて強い関連性を示している。さらに、甲状腺腫の既往歴は相対リスク5.61(95%信頼区間2.13~14.77)を示し、甲状腺腫の流行地域に20年以上居住している症例は相対リスク2.29(95%信頼区間1.23~4.29)であった。

著者: Carvalho, Gisah A., Graf, Hans, Maciel, Léa M. Zanini, Maciel, Rui Monteiro de Barros, Maia, Ana Luiza, Rosário, Pedro W., Vaisman, Mario, Ward, Laura S.

公開日: 2007年1月1日

ブラジル内分泌・代謝学会の8人の甲状腺専門家による合意に基づき、ブラジル全土の複数の主要な医療機関を代表する形で作成された。成人人口の約10%に触診可能な甲状腺結節が見られ、その頻度は年齢とともに増加する。これらの結節のうち、5〜10%が悪性である。分化型甲状腺癌は、すべての甲状腺悪性腫瘍の90%を占める。適切な治療を受けた場合、ほとんどの分化型甲状腺癌患者は、一般人口と同程度の死亡率を示すが、一部の患者では、現在の診断および治療法の進歩にもかかわらず、進行性の疾患を発症し予後が悪くなるため、触診可能なすべての甲状腺結節を早期に評価する必要があることが強調される。