著者: Chan, June M, DuPre, Natalie, Kenfield, Stacey A, L Giovannucci, Edward, Stampfer, Meir J, Van Blarigan, Erin L
公開日: 2014年12月12日
健康専門職追跡調査から、転移のない前立腺がんを患う4,459人の男性を対象とした将来的なコホート研究を実施し、1988年から2010年まで追跡した(中央値での追跡期間は8.9年)。追跡期間中に965件の死亡例が発生し、そのうち226件(23.4%)は前立腺がんによるものだった。セレンを摂取していない男性における粗い前立腺がんによる死亡率は1,000人年あたり5.6件であったのに対し、1日あたり140μg以上摂取している男性では10.5件であった。多変量調整を行ったCoxモデルにおいて、セレンの摂取量が1~24μg/日(ハザード比1.18、95%信頼区間0.73~1.91)、25~139μg/日(ハザード比1.33、95%信頼区間0.77~2.30)、および140μg/日以上(ハザード比2.60、95%信頼区間1.44~4.70)の場合、セレンを摂取していない男性と比較して、前立腺がんによる死亡リスクが増加することが示された(傾向P値=0.001)。生化学的再発、心血管疾患による死亡、または全死亡との間に統計的に有意な関連性は認められなかった。
