腎臓病の兆候

早めに受診を

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最終更新日: 2026年2月14日

腎臓病の兆候 – 痛風
早めに受診を2 件の研究

痛風患者は慢性腎臓病を発症するリスクが2倍以上ある

2つの研究(痛風患者41,446人を対象とした集団ベースのコホート研究と、観察研究17件のメタアナリシス)から、痛風が慢性腎臓病のリスクを独立して高めることが一貫して示されています。コホート研究では、痛風患者のCKDステージ3+発症率が10,000人年あたり28.6人であるのに対し、対照群では15.8人であり、調整後リスクが78%増加していることがわかりました(HR 1.78、95%CI 1.70~1.85)。メタアナリシスでは、プールされた調整オッズ比2.41(95%CI 1.86~3.11)でこのことが確認され、痛風患者の24%がCKDステージ3以上であることがわかりました。両方の解析で共通のリスク因子を調整した結果、痛風は腎臓病の進行に対する独立した要因であることが確立されました。

エビデンス

著者: Belcher, Clarson, Mallen, Muller, Roddy

公開日: 2018年10月30日

英国臨床実践研究データリンクを用いた後ろ向きコホート研究では、1998年から2016年の間に痛風を発症した41,446人の患者を、痛風のない対照群と1:1でマッチングさせた。CKDステージ3以上の発症率は、痛風患者では10,000人年あたり28.6人であったのに対し、痛風のない患者では10,000人年あたり15.8人であった。交絡因子を調整後、痛風はCKD発症リスクの78%増加と関連していた(調整ハザード比1.78、95%信頼区間1.70~1.85)。このことから、痛風は腎疾患進行の独立したリスク因子であることが示された。

著者: Belcher, J, Mallen, CD, Roddy, E

公開日: 2015年4月1日

17件の観察研究のメタアナリシスでは、痛風患者における慢性腎臓病ステージ3以上の有病率は24%(95%信頼区間19%~28%)であったことが明らかになりました。痛風はCKDと独立して関連しており、統合調整オッズ比は2.41(95%信頼区間1.86~3.11)でした。これは、痛風患者は痛風のない人に比べてCKDのリスクが2倍以上高いことを示しています。7件の研究はCKDの転帰を特に検討しました。調整後の強い独立関連性は、痛風自体が共通のリスク因子を超えて腎臓病リスクに寄与していることを示唆しています。