著者: Digby, Jayne, Fraser, Callum G., Mowat, Craig, Steele, Robert J. C., Strachan, Judith A.
公開日: 2019年12月11日
スコットランドのあるNHS(国民保健サービス)管轄区域において、下部消化器系の症状を訴える5660人のプライマリケア患者を対象とした調査で、4072人が専門医療機関への紹介を受けた。そのうち、大腸内視鏡検査を完了した1447人の中で、296人(20.5%)に重度の消化器疾患が見られ、これには大腸がんや進行性の腺腫が含まれていた。下部消化器系の症状を訴える患者のほとんどはSBD(便中血液陽性)ではなかった(1447人のうち1151人、79.5%)。しかし、今回の研究では、症状に基づいた診断と糞便ヘモグロビン検査を組み合わせることで、f-Hb値が10μg以上のSBD症例の85.1%を検出できることが示された。注目すべきは、紹介されなかったグループB(n=2521)において、その後の詳細な調査で15人の患者にSBDが見つかったことである。これは、初期のスクリーニングでは陰性であっても、持続的な症状がある場合は、さらなる検査を行う必要があることを示唆している。
