著者: Hopt, Ulrich T., Keck, Tobias, Küllenberg de Gaudry, Daniela, Massing, Ulrich, Taylor, Lenka A., Unger, Clemens, Werner, Kristin
公開日: 2017年1月1日
この二重盲検ランダム化比較試験では、悪液質を患う膵臓がん患者60人を対象とし、魚油または海洋由来のリン脂質を、1日あたり0.3gのn-3脂肪酸として6週間投与する群に無作為に割り付けた。プロトコルを完了した31人の患者のうち、両方の群で体重の安定化と食欲の改善が認められた。生活の質は、検証済みの評価ツール(EORTC-QLQ-C30およびPAN26質問票)を用いて評価された。血漿中の脂肪酸分析により、両方の群でn-3脂肪酸が正常に取り込まれ、同様のプロファイル変化が見られたことが確認された。この研究では、先行する研究で示されているように、魚油から1日あたり最低1.5gのn-3脂肪酸を摂取することでがん患者の体重安定化に貢献することが示されており、今回の試験では、それよりも少ない1日0.3gでも同様の結果が得られた。
