20歳以降、体重が10kg以上増加

経過観察

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最終更新日: 2026年2月25日

20歳以降、体重が10kg以上増加 – 乳癌
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20歳以降に体重が10kg以上増加すると、閉経後の乳がんのリスクが42%上昇する。

ヨーロッパで行われた大規模なコホート研究では、14年間にわたり15万257人の女性を追跡した結果、20歳以降に10kg以上体重が増加すると、標準体重だった女性において閉経後の乳がんリスクが42%増加することが判明した(ハザード比1.42、95%信頼区間1.22~1.65)。このリスクの増加は、ホルモン補充療法を受けているかどうかに関わらず持続し、ホルモン補充療法を受けたことがない女性では40%(ハザード比1.40、95%信頼区間1.16~1.68)、受けたことがある女性では23%(ハザード比1.23、95%信頼区間1.04~1.44)増加した。特に、ホルモン受容体陽性(ER+PR+)の乳がんとの関連性がより強かった(ハザード比1.46、95%信頼区間1.15~1.85)。若い頃の体重から10kg以内の範囲で体重を維持することは、閉経後の乳がんリスクを低減するための修正可能な要因となる。

エビデンス

著者: Additional Authors, Christakoudi, S, Dossus, L, Ellingjord-Dale, M, Ferrari, P, Gram, IT, Gunter, M, Heath, AK, Kaaks, R, Key, T, Masala, G, Olsen, A, Panico, S, Riboli, E, Rosendahl, AH, Schulze, MB, Skeie, G, Sund, M, Tjønneland, A, Tsilidis, KK, Weiderpass, E

公開日: 2021年2月19日

平均14年間追跡調査を行ったEPICコホートの15万257人の女性を対象とした研究では、20歳以降に体重が10kg以上増加した場合、20歳の時点で標準体型だった女性において、閉経後の乳がんのリスクが42%上昇することが示された(ハザード比=1.42;95%信頼区間:1.22~1.65)。この関連性は、ホルモン補充療法(HRT)の使用の有無にかかわらず認められた。すなわち、HRTを使用したことがない女性ではハザード比が1.40(95%信頼区間:1.16~1.68)、過去にHRTを使用したことがある女性ではハザード比が1.23(95%信頼区間:1.04~1.44)であった。特に、ホルモン受容体陽性(ER+PR+)の乳がんのリスク上昇が顕著であった(ハザード比=1.46;95%信頼区間:1.15~1.85)。

著者: Christakoudi, Sofia,, Dossus, Laure,, Ellingjord-Dale, Merete,, et al., Ferrari, Pietro,, Gram, Inger T,, Gunter, Marc,, Heath, Alicia K,, Kaaks, Rudolf,, Key, Tim,, Lund University., Lund University., Masala, Giovanna,, Olsen, Anja,, Panico, Salvatore,, Riboli, Elio,, Rosendahl, Ann H,, Schulze, Matthias B,, Skeie, Guri,, Sund, Malin,, Tjønneland, Anne,, Tsilidis, Konstantinos K,, Weiderpass, Elisabete,

公開日: 2021年1月1日

EPIC研究において、14年以上にわたり追跡された15万257人の女性を対象とした調査の結果、20歳以降に10kgを超える体重増加が長期間続いた場合、20歳の時点で痩せていた女性において、閉経後の乳がんのリスクが42%上昇することが示された(ハザード比1.42、95%信頼区間1.22~1.65)。このリスクの上昇は、ホルモン補充療法(HRT)を使用したことがあるグループ(ハザード比1.23、95%信頼区間1.04~1.44)と、使用したことがないグループ(ハザード比1.40、95%信頼区間1.16~1.68)の両方で観察され、特にホルモン受容体陽性の乳がんにおいて顕著であった(ハザード比1.46、95%信頼区間1.15~1.85)。